Published: Jul 13, 2026 by 村田 圭翼,北村 有彩
第一回山本・欅合同ゼミ実施報告
2026/7/13, 欅研究室と山本庸平ゼミ(一橋大学経済学部, 計量経済学)の 合同でゼミを行いました。両ゼミの学生および欅先生・山本先生にもご参加いただき, 「観光客の集中」をどう観測し, どう評価するか, ということを共通のテーマとして, 2つの学問分野の考え方やアプローチの違いを自由に議論しました。
最初に欅研究室からは, 「言語データを数値として扱う方法」について発表を しました。計量経済学研究に活かしていただくため, テキストをベクトル化し, 更にそのベクトルを解釈可能な数値に変換するやり方を, ルールベース手法から LLMを使った方法まで解説しました。山本ゼミのメンバーからは, 特にそれぞれの 手法の長所・短所について熱心に聞いていただきました。
次に山本ゼミから, 実際の計量分析を交えて, その考え方を紹介いただきました。 自然言語処理が予測性能を重視するのに対して, 計量分析・特に回帰分析では, 対数変換による分布の正規化, 誤差分散に関するロバストネスチェック, 各説明変数の解釈など, 結果の妥当性と因果関係の識別に細やかに配慮しながら 分析を進めていることが分かりました。
お互いに活発に意見を交換し, 異分野の考え方を学ぶことができました。 今回は言語データを計量分析に直接組み込むところまでは踏み込めませんでしたが, 今後は両分野の手法を組み合わせた, より発展的な共同研究に繋げていければと 思います。